1. 双方向ダンパーは、時計回りと反時計回りの両方向にトルクを生成できます。
2. ダンパーにはベアリングがあらかじめ取り付けられていないため、ダンパーに取り付けられたシャフトにベアリングが取り付けられていることを確認することが重要です。
3. TRD-57Aに使用するシャフトを設計する際は、推奨寸法を参照してください。推奨寸法を遵守しないと、シャフトがダンパーから外れる可能性があります。
4. TRD-57Aにシャフトを挿入する際は、ワンウェイクラッチの空転方向にシャフトを回転させながら挿入することをお勧めします。通常方向から無理にシャフトを挿入すると、ワンウェイクラッチ機構が損傷する可能性があります。
5. TRD-57Aをご使用の際は、ダンパーのシャフト開口部に指定の角度寸法のシャフトが挿入されていることを確認してください。シャフトとダンパーシャフトがぐらついていると、蓋が閉まる際に適切に減速しない場合があります。ダンパーの推奨シャフト寸法については、右図をご参照ください。
1. 速度特性
ディスクダンパーのトルクは回転速度に依存します。一般的に、添付のグラフに示すように、回転速度が速いほどトルクは増加し、回転速度が遅いほどトルクは減少します。このカタログでは、20rpmにおけるトルク値を示しています。蓋を閉める際は、初期段階では回転速度が低いため、定格トルクよりも低いトルクが発生します。
2. 温度特性
ダンパーのトルクは周囲温度によって変化します。温度が上昇するとトルクは減少し、温度が下がるとトルクは増加します。これはダンパー内部のシリコーンオイルの粘度変化によるものです。温度特性についてはグラフをご参照ください。
ロータリーダンパーは、家庭、自動車、輸送、自動販売機など、さまざまな業界のソフトクローズに最適なモーションコントロールコンポーネントです。